学校教育目標
・大きな志と自ら律する心をもち、自己の能力を向上させる生徒の育成
・未来を拓く知性と逞しさをもち、社会の発展に貢献できる人材の育成
・汎く深い思いやりと節度をもち、健やかで心豊かに生きる人間の育成
スクールミッション
・生徒の興味・関心、進路希望に応じて柔軟に教育課程を編成し、個々の進路実現に向けて必要な能力や態度を身に付けさせた生徒の育成。
・我が国や国際社会の問題や課題を発見・解決し、新たな価値を創造できる生徒の育成。
・地域課題の解決に向け、果敢に挑戦する次代を担う人材「わっかない人」の育成。
・社会人基礎力(アクション:前に踏み出す力・シンキング:考え抜く力・チームワーク:チームで働く力)の育成。
3つの方針(
スクール・ポリシー)
○育成を目指す資質・能力に関する方針 |
・地域が期待する選抜制の高い大学への進学が実現できる。
・ より高度で、より幅広い検定・資格取得で即戦力となる。
・ 最短で地域医療に携わる看護師になる。 |
○教育課程の編成及び実施に関する方針 |
・生徒の学力に応じた少人数指導、習熟度別指導、進学グループの指導の充実。
・ 学科・教科横断的視点に立つ弾力的な教育課程(クロスカリキュラム)の作成。
・ 稚内学・総合的な探究の時間を柱とするキャリア教育の充実。 |
○入学者の受入れに関する方針 |
・基礎学力から応用力まで、主体的・継続的に前向きな取組ができる生徒。
・ 自己の進路を考え、資格・検定取得を目指す生徒。
・ 5年一貫教育で看護師を目指す生徒。 |
1 重点目標
「『稚内だから』なんて言わせない」学校づくり
~地域課題の解決に果敢に挑戦する次代を担う人材「わっかない人(びと)」の育成~
「北斗の星の指すところ(校歌冒頭一節)」の明確化
・普通科「地域が期待する選抜制の高い大学への進学を確実に実現する」
・商業科「即戦力となる人を育てる」
・衛生看護科・専攻科看護科「5年一貫教育により最短で地域医療を支える看護師を育てる」
2 経営方針
・本校の使命の自覚とグローカルな人材育成、その先にある夢の実現「Dream come true」 ・「入れる学校」から「入りたい学校」へシフト(稚高の魅力化=普通科・商業科・衛生看護科) ・社会人基礎力の育成(アクション・シンキング・チームワーク)=基盤・基礎
・単位制完成年度としての取組 Step by Step 一歩一歩、着実に
・校内体制・学習指導・生徒指導の充実
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(1) 学校課題の明確化及び課題解決に向けた組織的・効率的校務の推進[チーム学校]
(2) 生徒の実態や地域の現状等を踏まえた「社会に開かれた教育課程」の編成・実施・評価・改善を図る「CAP-D」サイクルの確立[カリキュラム・マネジメント]
(3) 保護者や地域、異校種との連携(稚内キャリアデザイン、高大・高専連携)による教育活動の推進[ネットワーク]
(4) 質の高い学びの保障と教育(ICT)環境整備の充実
(5) 服務規律の保持及び「北海道アクションプラン」に基づく働き方改革の推進
3 教育課程編成の方針
(1) 単位制を生かし、各学科・各教科横断的視点に立った弾力的な教育課程の編成・実施。
(2) 「稚内学」と「総合的な探究の時間」を軸とした教科横断型「探究学習」の推進。
(3) 進路希望に応じた学習指導の工夫により確実に進路実現できる学力を身に付けさせる。
(4) 基礎的・基本的学習事項の定着と、思考力・判断力・表現力等の向上。
4 指導上の重点事項
学習指導
(1) 「主体的、対話的で深い学び」の実践、研究を進め、知識・技能の定着と思考力・判断力・表現力等を身に付けさせる。
(2) 高大接続改革による学習の質を高める授業改善やICTを活用した指導法の研究を推進する。
(3) 「学習のレシピ」の工夫改善を図り、学習の意義や方法について理解を促し、家庭学習を充実させ実践力を身に付けさせる。
生徒指導
(1) 常に自己を高めようとする意識を持ち、人権意識や社会性を身に付けさせる。
(2) 生徒会活動等、特別活動及び部活動の活発化を図り、自主的に活動できる集団を育成する。
(3) 教育相談体制の改善充実を図り、生徒一人一人の状況を適切に把握し問題の未然防止に努める。
(4) 「稚内高校いじめ防止基本方針」を周知し、いじめ未然防止・早期発見・早期解決の徹底を図る。
進路指導
(1) 稚内キャリアデザイン推進中心校として「今の自分を未来の自分へつなぐ道しるべ」の構築を図り、キャリア教育の推進及び各学科に即した進路指導体制の改善充実に努める。
(2) 進路情報の積極的な収集と情報提供を推進し、生徒・保護者が有効に活用できるよう努める。
(3) 地域や異校種、関係機関等との連携を密にし、生徒に社会性を身に付けさせる進路学習の充実に努める。
健康・安全指導
(1) 健全な生活習慣の定着と運動に親しむ態度を育成する。
(2) 学習環境の保全や整備に、積極的に取り組む態度を育成する。
(3) 自己と他者の命と、人権を大切にする意識を育成するとともに、安全の確保及び事故防止への啓発に努める。
(4) コンプライアンスを確立するとともに、メンタルヘルス事業の計画的推進、教職員研修 会を実施し、健全・健康な職場づくりを目指す。
ご 挨 拶
校長 矢 橋 佳 之
北海道稚内高等学校全日制のホームページにアクセスいただきありがとうございます。
本校は、大正12年(1923年)に北海道庁立稚内中学校として開校し、昭和25年の北海道立稚内高等学校と稚内女子高等学校の合併、平成23年からの北海道稚内商工高等学校との統合などを経て、昨年度創立100周年を迎えた歴史と伝統のある学校です。 この間、変わらないのは、校歌で「北斗の星の指すところ」とうたわれているように、日本のてっぺんで北極星のような強い輝きを放ち続けてきたことです。
この春の卒業生は国公立大学合格者のべ30名、看護専攻科修了生は国家試験合格率94.2%(全国平均87%)とすばらしい実績をあげました。ただ、本校が誇りたいのは、これらの数値だけでは見えませんが、その背景にある本校でそれぞれの生徒が果たした大きな成長にあります。
101年目を迎えた今年度は、「To the Next Stage~次の100年も輝き続ける稚内高校~」を合言葉に更なる高みを目指し、より成長力の高い学校になるべく挑戦していきます。 平成31年には普通科と商業科に単位制を導入し、学科・教科等横断的な視点に立つ弾力的な教育課程(クロスカリキュラム)を編成し、進学・就職いずれにおいても高い次元での人材育成に取り組み、衛生看護科では、2年間の専攻科と合わせた5年一貫教育により、最短で地域医療を支えられる看護師の育成を行っています。
また、ダイバシティの重要性が語られ、個々の幸福感well-beingが注目されている昨今、豊かな宗谷の大地に根差し、地域課題の解決に果敢に挑戦する次代を担う「わっかない人」の育成にも力を入れていきます。
次の100年に向けて、これらの活動を通じてより成長力の高い稚内高校を実現していきます。 なにとぞ皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
旧制中学校
- 大正12年 3月
- 文部省告示第111号を以って北海道庁立稚内中学校の設置許可
- 大正12年 4月
- 仮校舎を稚内小学校内に設置し開校
- 大正12年11月
- 校舎竣工
- 大正13年 1月
- 本校舎が宝来通5丁目に落成し移転
- 大正13年 4月
- 開校記念日を4月25日と定める
- 大正13年10月
- 屋体竣工
- 昭和 4年 4月
- 学校植林地交付
- 昭和 5年 2月
- 寄宿舎設置
- 昭和23年 4月
- 学制改革により北海道立稚内高等学校となる
- 昭和23年10月
- 定時制課程併置(普通科、水産科)
旧制女学校
- 大正12年 3月
- 文部省告示第270号を以って北海道稚内町立実科高等女学校の設置許可
- 大正12年 4月
- 仮校舎を稚内小学校内に設置し開校
- 大正14年 4月
- 補習科設置
- 昭和 2年 3月
- 補習科廃止
- 昭和 2年 7月
- 仮校舎を稚内北小学校に移転
- 昭和12年12月
- 本校舎落成式移転(稚内市タナシベ791)
- 昭和13年 4月
- 北海道庁立稚内高等女学校と改称
- 昭和17年 3月
- 寄宿舎設置
- 昭和19年10月
- 附属看護婦養成所開設
- 昭和20年12月
- 附属看護婦養成所廃止置
統合以降(昭和25年4月以降)
- 昭和25年 4月
- 北海道立稚内高等学校と稚内女子高等学校が合併し北海道稚内高等学校となる男女共学、定時制併置、許可学級1年7学級、2年6学級、3年5学級、計18学級
定時制分校設置(豊富町、中頓別町、浜頓別町)
- 大正12年 4月
- 仮校舎を稚内小学校内に設置し開校
- 昭和26年 4月
- 商業科設置、定時制分校独立
- 昭和28年 4月
- 北海道稚内商業高校の設置にともなって、商業科廃止となる
- 昭和31年 4月
- 全日制課程の学級増加(間口6学級、計18学級)
- 昭和32年 4月
- 北海道有朋高等学校協力校に指定
- 昭和35年 4月
- 全日制課程の学級増加(間口7学級 計21学級)
- 昭和37年11月
- 新校舎完成、男女寄宿舎落成
- 昭和38年 7月
- 新校舎落成、創立40周年記念行事
- 昭和40年 4月
- 定時制課程学級増加
- 昭和41年 4月
- 全日制課程に衛生看護科1学級増加、普通科1学級減
- 昭和42年12月
- 衛生看護科実習室完成
- 昭和43年12月
- 女子寄宿舎、衛生看護科実習室落成
- 昭和44年 8月
- 記念館落成
- 昭和47年 4月
- 普通科18学級、衛生看護科3学級、定時制4学級
- 昭和48年 9月
- 創立50周年記念行事
- 昭和52年12月
- 礼文分校開校許可
- 昭和53年11月
- 柔剣道場落成
- 昭和55年 4月
- 礼文分校独立
- 昭和58年 9月
- 創立60周年記念行事
- 昭和59年 3月
- 新学校教育目標制定
- 昭和60年 7月
- LL教室設置
- 平成元年 6月
- パソコン教室設置
- 平成 2年 4月
- 男女制服改訂
- 平成 3年 5月
- 校舎改築第1期工事開始
- 平成 4年 3月
- 校舎改築第1期工事竣工
- 平成 4年 5月
- 校舎改築第2期工事開始
- 平成 5年 3月
- 校舎改築第2期工事竣工
- 平成 5年 4月
- 看護専攻科開設
- 平成 5年 4月
- 校舎改築第3期工事開始
- 平成 5年12月
- 校舎改築第3期工事竣工
- 平成 6年10月
- 創立70周年記念行事
- 平成 6年12月
- 野外競技用多目的練習場竣工、竣工式、こけら落とし(協賛会)
- 平成 6年12月
- 新校舎改築外構工事竣工(1工区)措置、テニスコート、駐車場等
- 平成 6年12月
- 校舎改築前庭舗装工事、校舎前管理用通路舗装
(本校校舎改築、平成3年5月着工以来4ヶ年間にわたる施行により平成6年12月20日をもって全て竣工する)
- 平成 9年 3月
- 新女子寄宿舎竣工
- 平成12年 3月
- 在宅看護実習室改修工事竣工
- 平成12年 4月
- 2学期制採用
- 平成14年 4月
- 衛生看護科・専攻科看護科5年一貫教育開始
- 平成15年11月
- 創立80周年記念行事、トレーニング室設置
- 平成21年 4月
- 地域キャンパス校・センター校連携事業開始
- 平成23年 4月
- 商業科を1学級設置し、商工高校との統合を開始 それとともに、新たな学校教育目標を定める
- 平成24年 3月
- 商業科棟竣工
- 平成25年10月
- 創立90周年記念行事
- 平成31年 4月
- 全日制普通科・商業科単位制導入
北海道稚内高等学校 校歌 薮田 義雄 作詞 益子 九郎 作曲
一、 北斗の星の指すところ 道はるかなる山や河 雪を氷を踏みしだき つらぬく誠ひとすじに 若人われらいざ行かん
二、 水ある沢の名に負いて 水ゆたかなる稚内 潮渦巻く海峡に 船出のドラをひびかせて 若人われらいざ歌え
三、 忍びて待ちしそのあとに ものみな萌ゆる北の春 強く雄々しく生きぬけば 叡知の瞳かがやかに 若人われらいざ奮え
JASRAC出1310654-301
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